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こんにちは。
院長の粟谷です。
クリスマスも終わり、いよいよ年末ですね。
年末年始は美味しいものを食べたい時期かと思いますが、入れ歯でお困りの方がとても多いので、今日は入れ歯について書こうと思います。
入れ歯といっても、大きく二つに分けると
①総入れ歯
②部分入れ歯
となります。
同じ入れ歯でもこの二つは別物です!
作り方や考え方が違うのです!
なので今日は部分入れ歯についてです。
「部分入れ歯なんて、型取りしたらできるのでは」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそうではありません。
部分入れ歯をちゃんと作ろうと思うと、考えないといけない事が多く、私は部分入れ歯は歯科治療の中でも難易度の高い分野だと思っています。
その理由の一つに、部分入れ歯にはたくさんのバリエーションが存在するという事が挙げられます。
と言うのは、人によって抜けている歯の場所や本数が違うからです。
例えば、「一本だけ歯がない人」もいれば、「前歯だけが残っていて、奥歯が全てない人」もいます。
部分入れ歯は、残っている歯や粘膜にかんだ時の力を分散させます。
つまり、土台になる歯や粘膜には過剰な力がかかるわけです。
その力をうまくコントロールしないと、入れ歯を装着する事で、逆に残っている歯が抜けることにもなりかねません。
したがって、部分入れ歯を作る際には、どこの歯にどのような形のバネをひっかけるかといった設計が鍵を握ります。
もう一つの理由は、かみ合わせです。
部分入れ歯を作るということは、過去に歯を失ったということです。
歯を失う人はかみ合わせが悪くなっている人が多いのです。
そのまま部分入れ歯を作っても、また入れ歯が壊れるか残ってる歯が悪くなるかという結末が訪れます。
なので、ちゃんとした部分入れ歯を作ろうと思うと、元々の状態よりもかみ合わせの改善が必要になることもあります。
他にも理由はありますが、このようなことを考慮して入れ歯を作らないといけません。
歯の抜け方が複雑だと治療も複雑になります。
(インプラントが使えると複雑さが回避される事があります)
「今まで作った入れ歯が合わない」「今回はちゃんとした入れ歯を作りたい」という方は、ぜひ姫路駅前グランツ歯科にご来院ください!