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こんにちは。
姫路駅前グランツ歯科のチーフマネージャーです。
9月に入りましたが、日中はまだ30度を超える暑い日が続いていますね。
お変わりなくお過ごしですか?🍇🍏📙
今回は、歯周病治療についてのお話です。
以前にもご紹介させて頂いておりますが、
歯周病は、サイレントディジーズ(silent disease:静かなる病)とも呼ばれるほど、なかなかご自分では気付きにくい病気です。
歯周病の症状としては
などが挙げられます。
かかりやすい方の例としては、
むし歯がなく歯医者に行くきっかけがない方・ご家族に入れ歯の方がいる・歯並びが悪い などです。
歯周病の治療として、まず最初は歯磨きの見直しからです。お家で出来る歯周病のケアは歯磨きです。
磨き残し(プラーク・歯垢)を除去することで、歯茎の炎症を軽減できます。
歯垢が石灰化したものが歯石です。
歯石はハブラシでは取れませんので、歯医者さんでの歯石取りが必要です。(※稀にご自身で器具を使って取った、という方がいらっしゃいますが絶対におやめ下さい。)
歯石取りをしても、骨にまで感染が及んでいる場合、骨の再生は自然には起こりません。部分的(垂直的)に骨が吸収されている場合、数年で歯を失う確率が高くなります。
その際は【歯周組織再生療法】が適応になります。部分的に骨を再生させる事ができるということです!
歯周組織再生療法とは、
歯周病により歯の周りの組織を回復させる(出来るだけ元の状態に近づける)処置です。
当院では、パノラマというレントゲンだけでなく、CTにて、立体的にどういう骨の形態をしているのか確認した上で慎重に診査診断を行います。
そして、歯周組織を再生させる専用の薬剤を取り寄せたり、人間の体になじみの良い骨を使用して歯周外科処置を行います。
では実際の患者様のレントゲン写真をご覧ください。
この方は、骨格的にも歯並びにも特に目立つ問題がなく、むし歯もできにくかった為、長年歯医者に行かなくても日常生活に支障がでませんでした。
最近、下の前歯の歯茎から膿が出てきた事をきっかけに来院されました。
それでは詳細のレントゲンで骨の状態を確認していきましょう。赤の矢印が骨の位置を示しています。
初診時
歯石取り(歯周初期治療)後
歯周組織再生療法後(外科処置の6ヶ月後)
白く写っているのはワイヤーです。
歯周組織再生療法後に噛み合わせによる負担がかからない様に固定をしています。
この方は全ての処置が完了した後も上手に歯磨きをされ、決められた期間でのメインテナンスにもきちんと来られているので、現在も良い状態をキープされております。
この方は、部分的(垂直的)な骨の吸収だったので、今回の治療が適応でしたが、全体的に骨の吸収がある場合は抜歯になる事もございます。
失って初めて気付く歯の大切さ。できれば歯があるうちに、健康なうちからケアすることをおすすめします。
姫路駅前グランツ歯科では、患者様の理想を叶えることを目的に、機能的にも審美的にも回復する質の高い治療をしております。お一人お一人によってベストは異なりますので、まずはお電話にて ご相談ください。
最後までお読みくださりありがとうございました😊