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おはようございます。姫路駅前グランツ歯科のチーフマネージャーです。
日に日に秋が深まってきておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
「秋」と言えば「食欲の秋」や「スポーツの秋」、「芸術の秋」など様々な表現がありますが・・・四季の中で、秋が一番好きという方は多いのではないでしょうか☺️私もそのうちの一人です。
そんな心地よくて短い秋を味わい、大切に過ごしていこうと思います。
さて、本日は当院の「歯周病の治療の流れ」から、お伝えします。
まず、骨の確認としてレントゲン撮影を行います。全体を診るパノラマX線写真ではなく、部分的なレントゲンを14枚撮影します。骨に垂直的な吸収があれば、部分的にCTを撮影する事もございます。
レントゲン写真と実際の口腔内を見比べながら、歯の周りの骨や歯肉(歯周組織)が歯周病になっているかどうか1歯ずつ歯周組織検査を行います。
同時に染色液を使ってプラーク(歯垢)量を測り、日頃のお手入れの癖などを確認します。
実はこれがとても大切なのです。毎日のセルフケアの質をどれくらいあげるかで、歯周病治療での歯肉の治り方に影響が出て来ます。
診査・診断後、歯周病の治療計画をたてます。お口の中は、お一人お一人異なります。誰一人として同じ状況の方はいらっしゃいません。
流れや進め方は保険治療でも決まっておりますが、患者様の来院動機やご希望、生活背景や全身状態、歯石の量や歯肉の炎症、歯周病の進行具合によっては回数を分けて歯周病の治療をすすめていきます。
患者様の中には「歯医者は無駄に通わされる」そんなイメージを持っておられる方もいらっしゃると思います。回数をかけるのには、それなりの理由があります。
歯医者により方針は異なりますので、全ての歯科医院が必ずとは言えませんが、歯周病治療を計画立てて行っているクリニックは時間をかけてしっかりと治療していきます。逆に、治療時間があまり取れない為に、来院回数を増やして歯周病の治療をすすめていくクリニックもございます。
そこで、本日のメインテーマである
「歯周病をちゃんと治してくれる歯医者の特徴」としては、
① 現状・原因の診査をしっかり行ってくれる。
②今後自分がどういう状態にしたいか、またどのような状態が理想的なゴールなのかをしっかりカウンセリングしながら説明してくれる。
③結果に対して、再度歯周病の治療が必要なところはフォローがある
というのが、ちゃんと治してくれる歯医者の特徴です。
世の中には「歯医者は痛くなってから行く」というお考えの方もいらっしゃると思います。
お若い方はお口にコンプレックスがない限り、日常生活で困ることも少ない為、「歯医者に通うことが今の生活の優先順位として低い」場合もあるかと思います。
将来どんな状態が快適なのか、
今のうちから考えて、あえてその行動をとっておられる方は少ない様に感じます。
困ってから考えるのではなく、健康なうちから歯を守る事が現状維持の簡単な方法です。
患者様からの「歯石取りをしてほしい」というご要望にはできる限り対応いたしますが、歯石を取るだけでは歯周病は治りません。歯周病の原因は歯石ではないからです。だから、むやみやたらに歯石取りだけをしていても効果がでないこともあります。どの部分が歯周病で、なぜこの状態になっているのかを明確にすることが大切です。
ご自身に合ったクリニック選び、
今から始めてみませんか。