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こんにちは。
姫路駅前グランツ歯科のチーフマネージャーです。
7月に入り、一日の長さがずいぶん長く感じられる頃になりました。もう下半期が始まっていると思うと、時の流れをとても早く感じます。暑い夏に向けて気持ちも更に高めつつ、張り切って過ごしていこうと思います🍉🌻
さて、今回は、歯周病治療についてのお話です。
以前にもご紹介させて頂いておりますが、
歯周病は、サイレントディジーズ(silent disease:静かなる病)とも呼ばれるほど、なかなかご自分では気付きにくい病気です。
詳しくは、こちらをご覧ください。
(☟クリックすると見れます)
歯石取りをしても、骨にまで感染が及んでいる場合、骨の再生は自然には起こりません。
部分的(垂直的)に骨が吸収されている場合、数年で歯を失う確率が高くなります。
その場合は【歯周組織再生療法】が適応になります。部分的に失ってしまった骨を再生させる治療です。
当院では、パノラマというレントゲンだけでなく、CTにて、立体的にどういう骨の形態をしているのか確認した上で慎重に診査診断を行います。機械もかなり進化している為、体への被害は最小限のものを取り扱っています。
そして、歯周組織を再生させる専用の薬剤を取り寄せたり、人の体に一番なじみの良い骨を使用して歯周外科処置を行います。
歯周組織再生療法とは、
歯周病により歯の周りの組織(骨や歯肉)を回復させる(出来るだけ元の状態に近づける)処置です。
ただし、全体的に(水平的な)骨の吸収がある場合には、抜歯という選択肢になる事がございます。
例えばこのような状態の方です。
この様に、骨の吸収が歯の周り全体的に進行している場合は歯を支える力がない為、歯を残す事が困難です。
骨の吸収が起こると、数ミリ程度 歯は動き、噛み合わせが少し変わってしまいます。そのために理想的な(壊れにくい)被せ物を作る処置ができない事が多いのです。
それでは、どの様な状態の方が歯周再生療法が適応なのか、実際に行った患者様のレントゲン写真で説明します。
白色の矢印が骨の位置を示しています。
[初診時]
垂直的に骨がなくなっている状態。ここに骨を再生する薬剤を入れて骨を作る処置をします。
[歯周組織再生療法後(外科処置の1年後)]
骨の高さ・角度が変わった事がご理解いただけますでしょうか。
この方は、全ての処置が完了した後、
定期的なプロケア+メインテナンスに通っておられる為、現在も良い状態で維持されております。
部分的(垂直的)な骨の吸収の場合でしたので、今回の治療が適応でしたが、全体的に骨の吸収がある場合は抜歯になる事もございます。
残念ながら薬剤が身体に合わない、もしくは歯並びの関係で、数年後 元に戻る可能性もありますが、歯の寿命を伸ばす意味でも歯周再生療法は、未来ある治療だと言えます。
できれば歯があるうちに、健康なうちからケアすることをおすすめしますが、なかなか日本では歯科の知識となる情報は伝わっていない(遅れている)のが現状です。
またインターネットには沢山の情報で溢れていますが、それが本当に正しい情報かどうかを見極める力も必要になってきています。
姫路駅前グランツ歯科では、患者様の理想を叶えることを目的に、機能的にも審美的にも回復する質の高い治療をしております。お一人お一人によって最善の治療は異なりますので、まずはカウンセリングにいらしてください。
あなたのお口のお悩みが一つでも解決できます様、お手伝いさせていただきます。
今日もお疲れさまです、そしてお楽しみ様でした✨
明日から始まる一週間も素敵な時間になりますように🌸