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インプラント治療は、失われた歯の機能を回復するための優れた方法です。しかし、治療後に臭いが気になるという方も少なくありません。この臭いは、インプラントの長期的な安定性にも影響を与える可能性があります。
インプラント治療の流れについてはこちらをご覧ください。
この記事では、インプラントの臭いの原因と対策について、詳しく解説します。
インプラントの臭いの主な原因は、以下の5つに分けられます。
これは、インプラント周囲の歯茎に起こる炎症で、歯周病に似た症状を引き起こします。プラーク(歯垢)や歯石がインプラント周辺に蓄積し、細菌感染を引き起こすことが主な原因です。炎症が進行すると、歯茎の腫れ、出血、膿の排出、そして悪臭が発生します。
重度のインプラント周囲炎は、インプラントのぐらつきや脱落につながる可能性もあります。
インプラントは天然歯と異なり、構造が複雑なため、通常の歯磨きだけでは清掃が難しい場合があります。
歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助清掃用具を適切に使用しないと、プラークや食べかすが蓄積し、細菌の繁殖を招き、悪臭の原因となります。
アバットメントとは、インプラント体と人工歯を連結する部品のことです。
アバットメントのネジが緩んだり、破損したりすると、隙間ができ、そこに食べかすや細菌が入り込み、悪臭を発生させることがあります。
糖尿病や免疫力の低下など、全身疾患がインプラント周囲炎のリスクを高め、臭いの原因となることがあります。
また、喫煙も免疫力を低下させ、インプラントの予後を悪くする要因となります。
インプラント手術後の傷口が感染を起こしてしまう場合もあります。その場合は、病院での診断が必須です。
インプラントの臭いが気になる場合は、以下のような対策を検討しましょう。
歯科医院では、専用の器具を使用して、通常の歯磨きでは除去できないプラークや歯石を徹底的に除去します。
インプラント周囲炎の初期段階であれば、クリーニングだけで症状が改善することもあります。
インプラント周囲炎が進行している場合は、抗菌薬の投与や外科的な治療が必要になることがあります。
重度の場合は、インプラントを撤去しなければならない場合もあります。
アバットメントの不具合が原因の場合は、歯科医師が調整したり、新しいアバットメントに交換したりします。
歯科医師や歯科衛生士の指導のもと、正しい歯磨き方法や補助清掃用具の使い方を習得し、毎日のセルフケアを徹底することが重要です。
インプラントを長持ちさせるためには、定期的な歯科医院でのメンテナンスが不可欠です。
定期検診では、インプラントの状態や噛み合わせなどをチェックし、必要に応じてクリーニングや調整を行います。
通常の歯ブラシに加えて、歯間ブラシやデンタルフロスなどを活用し、インプラント周囲の清掃を丁寧に行いましょう。
定期的に歯科医院を受診し、インプラントの状態をチェックしてもらいましょう。早期発見・早期治療が重要です。
喫煙はインプラント周囲炎のリスクを高めます。禁煙を心がけましょう。
バランスの取れた食生活を心がけ、免疫力を高めましょう。
糖尿病などの全身疾患がある場合は、適切に管理しましょう。
インプラントの臭いは、早期発見・早期治療が重要です。日頃のセルフケアと定期的な歯科検診を心がけ、インプラントを長く快適に使い続けましょう。
インプラントの臭いは、原因を特定し、適切な対策を講じることで改善することができます。
定期的な歯科検診、丁寧な歯磨き、禁煙、バランスの取れた食生活などが予防策として有効です。
歯科医院に相談し、原因を特定し、適切な治療を受けましょう。
【監修者情報】
・向井友宏
・歯科医師
・経験年数 10年
・広島大学
・マイクロスコープを使った精密治療を得意としています。
【クリニック情報】
📍 姫路駅前グランツ歯科
🏢 住所:兵庫県姫路市南畝町2-50 オーパスビル3F
📞 電話番号:079-221-8241
🕒 診療時間:月〜土 9:00〜18:00 / 日曜休診
🌐 公式HP:https://glanz-dental.com/