
目次
「矯正をすると歯の根が短くなると聞き、始めてよいのか不安になった」「治療中のレントゲンで歯根吸収を指摘されたけれど、痛くないので実感がない」。歯並びを整えたい気持ちと、今ある歯を長く使いたい気持ちが重なると、どこまで治療を進めてよいのか迷うのは自然なことです。
歯根吸収は矯正歯科治療で説明を受けておきたいリスクの一つです。日本矯正歯科学会の指針でも、装置の種類を問わず起こる可能性があることと、治療前に歯根の形・長さを画像で確認する重要性が示されています。[1]ただし、「少し短くなったら必ず抜歯」「目立たない装置なら心配ない」と一律に判断できるものではありません。
この記事では、成人の矯正を中心に、歯根吸収とは何か、検査で何を確かめるのか、変化が見つかった際にどのような選択肢があるのかを整理します。治療を急ぐためではなく、得られる改善と歯に残る負担の両方を理解して相談するための手がかりにしてください。
1.歯根吸収とは?痛みだけでは分からない歯の根の変化
歯を動かすための骨の変化と、歯根が短くなる変化は別のもの
歯ぐきから見える部分を歯冠、骨の中で歯を支えている部分を歯根と呼びます。矯正治療では、歯と骨の間にある歯根膜を介して力が伝わり、周囲の骨が作り替えられることで歯が移動します。この過程で歯根の表面にも吸収が生じ、特に根の先端が失われて短くなる状態を、矯正に伴う外部性の根尖部歯根吸収といいます。[2][3]
「歯の周りの骨が減ること」と「歯根そのものが短くなること」は同じではありません。歯周病では主に歯を支える組織の状態を評価し、歯根吸収では根の形や長さの変化を評価します。両方が重なる場合もあるため、歯の根だけ、歯ぐきだけを見るのではなく、残っている支え全体を確認する必要があります。[1][2]
短くなった歯根が、休めば元の長さに戻るわけではない
矯正力を取り除くと、吸収した表面にセメント質という組織の修復が起こることはあります。しかし、先端の硬い組織が失われて短くなった歯根が、元の長さまで伸び直すという意味ではありません。表面の修復と、失われた長さの回復を区別して理解することが大切です。[3]
このため、治療中に変化を見つける目的は、吸収をなかったことにするためではなく、その後の歯の移動をどこまで行うか考え直すためです。「目標の歯並びまであと少しだから」と同じ計画を続ける前に、変化した歯、程度、残りの移動量を共有することが判断の出発点になります。[2]
痛くないことも多く、写真や舌触りでは自己診断できない
矯正に伴う歯根吸収は、痛みなどの自覚症状を伴わず、画像検査で分かることがあります。装置を調整した後に痛むことと、歯根吸収の程度とは、そのまま結び付きません。「痛くないから進んでいない」「よく痛むから根が短くなっている」とは判断できません。[2]
また、歯が揺れる、噛むと痛い、歯ぐきから膿が出るといった変化があるときは、歯根吸収だけを疑って様子を見るのではなく、歯周組織や歯の内部の病気なども含めた診察が必要です。吸収があるかどうかと、今の症状の原因が何かは、分けて確かめてもらいましょう。[2][3]
2.治療前に確かめたいのは、装置より先に「今の歯根と支え」
短い・曲がっている・すでに吸収している歯根を把握する
治療前の画像は、装置を決める資料であると同時に、治療中の変化を比較する基準です。歯根がもともと短いのか、過去の矯正などで短縮したのか、現在進行している変化が疑われるのかで、説明する内容は変わります。根の形が細い、曲がりがある、以前から吸収が見られるといった所見も、計画時に考慮します。[1]
ただし、歯根の形だけから「必ず吸収する」「この歯は絶対に動かせない」と予測できるわけではありません。歯根吸収には個人差があり、リスク因子の研究にも不確かさが残っています。検査で分かることと、治療を始める前には分からないことを分けて聞くと、説明を受け止めやすくなります。[2][3]
昔ぶつけた歯や、過去の矯正歴も伝える
学生時代に前歯をぶつけた経験、以前の矯正で歯根の短縮を指摘された経験、神経の治療をした歯などは、現在困っていなくても伝えてください。外傷歴は歯根や歯の内部の状態を評価するうえで重要です。再矯正という理由だけで一律に危険と決まるわけではありませんが、すでに残っている歯根の長さと、これから必要な移動を確認し直す必要があります。[1][2]
以前の画像、治療開始・終了のおおよその時期、抜歯した歯、装置を外した理由が分かれば、相談時の参考になります。資料がなくても受診を先延ばしにする必要はありません。覚えている範囲の情報を整理し、資料の取り寄せが役立つかを歯科医師と相談しましょう。
レントゲンとCTは、知りたいことに合わせて使い分ける
歯根を評価するときは、お口全体を写すパノラマ画像だけで根の形が十分に見えるかを確認します。前歯の根などが重なって不鮮明な場合は、部分的な歯科用エックス線写真を追加して調べることがあります。撮影角度や拡大率でも見え方が変わるため、異なる画像の数字をそのまま引き算するだけでは、正確な変化を判断できません。[2][3]
歯科用CTは立体的な位置関係の把握に役立つ一方、被ばくや費用を伴います。「詳しいほどよいから毎回CT」という考え方ではなく、通常の画像で足りない情報が何か、追加撮影で治療判断が変わるかを考えて選びます。口腔内スキャンによる歯並びのデータだけでは、骨の中の歯根の長さは評価できません。[1][2][3]
マウスピースなら起こらない、とはいえない
マウスピース矯正と固定式装置を比較した2025年のシステマティックレビューでは、前歯の歯根吸収がマウスピース群で少ない傾向が示されました。ただし、研究の条件や測定方法にばらつきがあり、根拠の確実性は低いと評価されています。観察された差が、個々の患者さんにどれほど意味のある違いになるかも明確ではありません。[4]
この結果だけで「マウスピースに替えれば吸収を防げる」「ワイヤーは選ばないほうがよい」と結論付けることはできません。どの歯を、どの方向へ、どれだけ動かす必要があるかを踏まえて装置を選び、選んだ後も経過を評価することが大切です。装置名より、治療目標と見直し方の説明を確かめましょう。[1][2][4]
3.歯根吸収が見つかったら、継続・休止・目標変更をどう考える?
最初に「どの歯で、どれだけ変化したか」を共有する
歯根吸収を指摘されたとき、すぐに治療をやめるかどうかだけを決めようとすると、判断材料が足りなくなります。まずは、変化のある歯、治療前からの違い、複数の歯に広がっているか、残っている歯根と周囲の骨の状態を画像とともに説明してもらいましょう。そのうえで、今後どの歯にどの程度の移動が必要なのかを確認します。[1][2]
同じ長さの短縮でも、もとの歯根の長さや、歯周病による骨の減少があるかで、受け止め方は変わります。ある一つの数値を超えたら全員中止、下回れば全員継続という単純な線引きではなく、進行の有無、残された支え、治療を続ける利益と不利益を合わせて考えます。[2]
治療方法は「予定どおり続ける」以外にもある
以下は歯根吸収が見つかったときに検討される対応の比較です。歯を動かす治療の続け方を示すもので、歯根を元の長さに戻す治療の一覧ではありません。実際には複数の方法を組み合わせることもあります。[2][3]
| 対応 | 考え方・検討する場面 | 限界・確認したい点 |
|---|---|---|
| 力のかけ方や移動量を見直して継続 | 残る治療の利益を評価し、負担を見直しながら歯を動かす | 吸収が進まない保証はない。画像での再評価と、さらに変更する条件が必要 |
| 一時的に歯を動かす力を休止 | 力をかけない期間を設け、状態を見て再開の可否を考える | 休止しても失った歯根の長さは戻らず、再開後のリスクがなくなるわけではない |
| 動かす歯や治療目標を限定 | 吸収した歯の追加移動を避け、必要性の高い改善に絞る | 当初希望した歯並びに届かない場合がある。見た目と噛み合わせの妥協点を共有する |
| 歯を動かす治療を終了し、保定・管理へ | 広い範囲で強い吸収がある場合などに、追加の負担を避ける | 残る噛み合わせの問題や後戻りへの対応、長期的な管理計画が必要 |
臨床指針では、歯根吸収が見つかったときに治療目標を再評価し、患者さんの希望も含めて方針を話し合うことが勧められています。一時休止は選択肢の一つですが、その期間や再開の条件は状況により異なります。指針の対応策には専門家の合意に基づく部分もあり、どれを選べば必ず進行を止められるという方法ではありません。[2]
「続けるリスク」と「そこで終えるリスク」を比べる
治療を終了すれば、希望していた歯の位置まで届かないことがあります。一方、理想の見た目を優先してさらに大きく動かすことが、歯にとって適切とは限りません。途中で残った噛み合わせが歯や歯ぐきに負担をかけないか、追加移動の利益がどの程度かを具体的に比べる必要があります。[2]
説明を受けるときは、「続けるなら何を改善するためか」「その改善に吸収した歯の移動は必要か」「目標を小さくした場合、何が残るか」の三点を聞いてみてください。見直しをすることは、単に治療を諦めることではありません。歯を残して使うために、当初の目標と現在の条件の折り合いをつける判断でもあります。
短くなった歯が、すぐに抜けるとは限らない
重い歯根吸収があった上の前歯を長期に調べた研究では、多くの歯は安定していた一方、残った歯根が特に短い歯では揺れが大きい傾向が見られました。これは、短縮があれば直ちに歯を失うという意味でも、今後の寿命が保証されるという意味でもありません。限られた患者さんと歯を調べた研究であり、すべての歯に同じ結果が当てはまるわけではありません。[5]
治療後は、歯根の長さだけでなく、歯周組織の健康を保つことが重要です。保定装置が不意に歯を動かす力をかけていないかも確認します。矯正を終えた医院とかかりつけの歯科医院が異なる場合には、吸収があった歯と経過を伝え、管理を途切れさせないようにしましょう。[2]
4.セルフケアでできることと、歯科医院で判断することの境界
歯みがきは大切でも、歯根吸収そのものを治す方法ではない
歯ブラシや歯間清掃、定期的なクリーニングは、むし歯や歯周病を防ぎ、歯の周囲の健康を守るために役立ちます。しかし、丁寧にみがけば短くなった歯根が再生するわけではありません。セルフケアは残っている支えを守るためのもの、画像検査や力の調整は治療方針を判断するためのものと、役割を分けて考えましょう。[1][2][3]
受診までにできるのは、清掃を続けること、装置の不具合や症状を記録すること、予定した診察を欠かさないことです。歯の揺れが心配でも、指や舌で何度も動かして確かめる必要はありません。「どの歯に、いつから、どのような変化があるか」を伝えるほうが相談に役立ちます。
マウスピースの交換やゴムの使用を自己流で変えない
歯根吸収が気になっても、マウスピースの交換を早める、以前のものに戻す、ゴムの本数や時間を変えるなどの調整を自己判断で行わないでください。「力を休ませる」という対応も、装置が受動的になっているかを含めて歯科医師が管理する必要があります。受診までの使い方は、治療中の医院へ連絡して指示を受けましょう。[1][2]
「歯根を再生させる」とうたうサプリメントや自己流のトレーニングに、進行の判断を任せることはできません。装置の使用を変えた場合、紛失した場合、長く受診できなかった場合も隠さず伝えてください。責任を問うためではなく、歯にどのような力がかかっていたかを把握するための情報です。
急な揺れ・強い痛み・腫れは、予約日を待たずに連絡する
急に歯の揺れが大きくなった、噛めないほど痛む、歯ぐきが腫れて膿が出る、歯をぶつけた、保定装置が外れて歯の位置が変わったと感じるときは、予定の受診日を待たずに歯科医院へ連絡してください。これらは歯根吸収に特有の症状ではなく、ほかの病気や外傷、装置の問題も調べる必要があります。[1][2][3]
反対に、痛みがなくても、画像で変化を指摘されているのに自己判断で通院をやめることは勧められません。症状があるときの早めの診察と、症状がないときの計画的な評価は、どちらも必要です。どの変化があれば次の予約を待たずに連絡すべきか、あらかじめ確認しておくと安心につながります。
5.費用・期間・リスクは、計画変更の可能性まで含めて確認する
姫路駅前グランツ歯科の矯正治療の公式料金
成人の歯並びを改善する目的の矯正は、原則として自由診療です。当院の料金表に掲載している金額は以下のとおりです。すべて税込で、2026年10月20日に確認した内容です。治療法の適応は、歯根や歯周組織、噛み合わせなどの診査結果により異なります。
| 治療 | 公式料金(税込) |
|---|---|
| マルチブラケットによる矯正 | 600,000~1,200,000円 |
| マウスピース矯正(全体・軽度) | 800,000円 |
| マウスピース矯正(全体・重度) | 1,100,000円 |
| マウスピース矯正Go(部分) | 500,000円 |
| 部分矯正 | 100,000~400,000円 |
公式料金表では、上記の矯正治療費に検査費用、材料費、毎回の調整料、リテーナーが含まれると案内しています。一方で、リテーナーには別の料金項目もあります。再作製など、どの条件で別途費用が生じるかは契約前に説明を受けてください。料金の安い方法が、歯根への負担の少ない方法と一致するわけではありません。
治療途中で休止・終了する場合や、他院から治療を引き継ぐ場合には、検査や装置の扱い、すでに支払った費用、追加費用の有無を、実際の契約と計画に沿って確認しましょう。歯根吸収への対応がすべて一律料金になるという意味ではありません。見積もりでは、当初の計画だけでなく、変更が必要になった場合の説明も受けることが大切です。
期間の目安と、通院・画像検査の間隔は別々に考える
当院のマウスピース矯正のよくある質問では、部分矯正は3~6か月程度、全体矯正は1年半~2年ほどを目安として案内しています。また、治療の流れでは、定期検診を1~3か月に一度としています。これは通常の計画の目安で、歯根吸収がある方に同じ期間や間隔を約束するものではありません。
歯根吸収が見つかると、休止、移動量の変更、治療の早期終了などで予定が変わることがあります。通院のたびに画像撮影をするという意味でもありません。必要な画像の種類と撮影時期、次の評価で何を確かめるかを個別に決めます。治療全体の通院回数や保定を含む総期間も、診断後の計画として確認してください。[2]
歯を動かし終えた後には、歯並びを維持する保定と、歯ぐき・噛み合わせの管理が続きます。「装置が外れる日」だけを治療の終わりと考えず、その後にどこで、何を確認していくかまで含めて通院できる計画を選びましょう。[1][2]
歯根吸収以外にも、矯正に共通する注意点がある
矯正治療では、痛みや違和感、清掃の難しさによるむし歯・歯ぐきの炎症、歯肉退縮、装置による粘膜の傷、材料へのアレルギー、治療後の後戻りなどが起こりえます。歯根吸収も含め、症状や程度には個人差があります。歯周組織の状態や治療への協力度などにより、希望した変化が得られない場合もあります。[1]
マウスピースでは、指示された装着や交換ができないと計画どおりに進まないことがあります。固定式装置では、装置の周囲の清掃や破損への対応が必要です。歯根吸収だけを避ける装置を探すのではなく、自分が続けられる管理と、必要な歯の移動の両方から選ぶことが大切です。[1]
6.よくある質問と、相談で整理しておきたいこと
Q.もともと歯根が短いと言われました。矯正はできませんか?
短いという所見だけで、すべての矯正を一律に否定することはできません。歯根の形、もともとの吸収の有無、骨の支え、必要な移動量を確認して判断します。治療範囲を限る、動かす量を減らす、歯を動かさない方法も含めて相談するなど、当初の希望と異なる提案になる場合もあります。[1][2]
Q.マウスピースへ変更すれば、これ以上短くなりませんか?
装置の変更だけで、進行しないことは保証できません。装置を比べた研究には不確かさがあり、今ある歯根吸収に対して装置を変更すれば必ず防げることを示したものではありません。残りの移動と力のかけ方を含め、変更する目的を確認してください。[2][4]
Q.歯の神経を取れば、吸収を止められますか?
矯正力に関連した歯根吸収に対して、予防的に神経を取ることが基本の対応ではありません。歯髄が健全で、感染を伴わない場合は、力や治療計画の見直しを検討します。歯の内部の炎症や感染に関連する別の吸収が疑われる場合には、診断に応じた根管治療などが必要になることがあります。見た目が似た変化でも、原因を分けることが重要です。[3]
Q.少し吸収していても、最後まできれいに並べたいのですが。
希望する見た目は大切な判断材料です。同時に、あとどの歯をどれだけ動かすか、その移動が噛み合わせの改善にも必要かを確認します。説明を受けても判断しにくいときは、現在の画像と計画を使って、継続した場合と目標を限定した場合を比べてもらいましょう。患者さんの希望と歯の状態を共有し、方針を決めることが勧められます。[2]
Q.治療後、何年もたってから吸収が進むことはありますか?
矯正力に関連する吸収は、歯を動かす力を取り除くと通常は進行が止まると考えられています。ただし、後年に歯の揺れや画像の変化が出た場合は、歯周病、外傷、歯の内部の病気、保定装置がかける力なども確認する必要があります。「以前の矯正のせい」と決めつけずに診察を受けましょう。[2][3]
相談では「どこまで動かすか」と「何が起きたら見直すか」を聞く
相談前に整理したいのは、改善したい点の優先順位、過去の矯正・外傷歴、現在の症状、通院できる頻度です。「前歯の見た目を優先したい」「噛みづらさを改善したい」「歯を動かす範囲はできるだけ小さくしたい」など、ご自身が大切にすることを言葉にしておくと、治療目標を話し合いやすくなります。
診察では、①今の歯根と骨の状態、②移動が必要な歯とその理由、③変化が見つかったときの選択肢、④保定後の管理、の四点を確認してみてください。費用や装置の説明に加えて、限界や計画が変わる場面まで理解できると、治療を始めるかどうかを判断しやすくなります。
姫路駅前グランツ歯科は、矯正治療とマウスピース矯正を案内し、初診のカウンセリングでは歯並びと噛み合わせの両面を確認しています。院長は日本顎咬合学会認定医で、歯周病などの診療も行っています。歯を並べる方法だけでなく、残っている歯根や支えを踏まえて治療を相談したい方は、現在の不安や以前の治療歴をお聞かせください。
ご相談・受診の案内は当院公式サイトからご確認いただけます。診査の結果によっては、治療範囲の変更や別の選択肢をご説明する場合があります。歯並びの改善と、歯を長く使うために必要な配慮を、一緒に整理していきましょう。
関連ページ
装置や診療の概要を知りたい方は矯正治療の案内、費用の内訳は料金表をご覧ください。歯周病も気になっている場合は、歯周病と矯正治療の順番についての記事が、今回とは別の視点から参考になります。
本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の診断や治療の適否を示すものではありません。歯根吸収の程度、必要な検査、治療方法や期間はお口の状態によって異なります。治療中の方は、装置の使い方を自己判断で変えず、担当の歯科医師にご相談ください。
参考文献
- 日本矯正歯科学会診療ガイドライン策定委員会, 編. 矯正歯科治療における標準治療の指針 [Internet]. 第1版. 東京: 公益社団法人日本矯正歯科学会; 2022 [cited 2026 Oct 20]. Available from: https://www.orthodontics.or.jp/pdfs/矯正歯科治療における標準治療の指針_public2022_0912.pdf
- Sondeijker CFW, Lamberts AA, Beckmann SH, Kuitert RB, van Westing K, Persoon S, et al. Development of a clinical practice guideline for orthodontically induced external apical root resorption. Eur J Orthod. 2020;42(2):115-124. doi:10.1093/ejo/cjz034. PMID: 31087032.
- Li H, Wu X, Huang L, Xu X, Kang N, Han X, et al. External apical root resorption in orthodontic tooth movement: the risk factors and clinical suggestions from experts’ consensus. Hua Xi Kou Qiang Yi Xue Za Zhi. 2022;40(6):629-637. doi:10.7518/hxkq.2022.06.002. PMID: 36416314.
- Darvizeh A, González Sánchez JA, Doria Jaureguizar G, Quevedo O, de la Iglesia Beyme F, Elmsmari F, et al. External apical root resorption following orthodontic treatment with clear aligners versus fixed appliances: a systematic review and meta-analysis. Dent J (Basel). 2025;13(12):580. doi:10.3390/dj13120580. PMID: 41440338.
- Jönsson A, Malmgren O, Levander E. Long-term follow-up of tooth mobility in maxillary incisors with orthodontically induced apical root resorption. Eur J Orthod. 2007;29(5):482-487. doi:10.1093/ejo/cjm047. PMID: 17974537.
この記事の監修者
姫路駅前グランツ歯科 院長 粟谷 英信。2010年に大阪大学歯学部を卒業し、滋賀県立成人病センター歯科口腔外科、医療法人社団アップル歯科クリニックでの勤務を経て、2019年に姫路駅前グランツ歯科を開院。日本顎咬合学会認定医、臨床研修指導医。詳しい経歴・資格は院長紹介をご覧ください。





