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こんにちは.姫路駅前グランツ歯科の歯科医師です.本日はインプラントについてお話させていただこうと思います.皆さん,インプラントについてどのようにお考えでしょうか?「痛みがあるのではないか?」「いつかは駄目になってしまうんじゃないか?」など様々な不安があるかと思われます.しかし,適切なインプラント手術が行われた場合はインプラントの予後は長く,痛みも痛み止めでコントロールできる程度です.
インプラントの生存率を調査した論文では 10 年後の残存率が 96 %,20 年後の残存率が 92 % とかなり高い予知性を有しています.
一方,適切なインプラント手術が行われなかった場合は,比較的早期に駄目になってしまう可能性があります.
こちらは他院でインプラントを入れられた方です.ピンク色の三角形を示すところの骨が吸収して無くなっています.これがさらに悪化するとインプラント周囲炎という病気になり,最終的にはインプラントが抜け落ちてしまう可能性もあります.
ではなぜこのように骨が吸収してしまったのでしょうか?それはインプラントの入れる位置がずれた結果,被せ物の形が歯磨きしにくい形態になってしまったためです.
このようなインプラントの位置のズレ,被せ物が不適切な形態にならないよう,上図のようにインプラントを入れる前に予め最終的な被せ物をイメージしそこに誤差なくインプラントを入れることができるようシミュレーションを行っています.
これをガイデッドサージェリーと呼び,インプラントを入れる位置の誤差を 0.2 mm 程度まで抑えることができます.
当院では手術の安全性や精度,正確性のさらなる向上,また,患者様への負担を限りなく軽減させるためにインプラント手術ナビゲーションシステム ” X‐ガイド ”を導入致しています.
このシステムを利用することで従来のフリーハンドでは実現することが出来なかったことが可能になりました.
1手術中の事故を避けることができます。
3D-CT像を見ながら解剖学的な状態をリアルタイムで確認しながらアプローチできるため、神経や血管の走行をリアルタイムで確認しながら手術を行うことが可能です。
また、従来のサージカルテンプレートを用いた手術の際に起きていた、誤差や偶発症を避けることも可能です。
2より正確に、精度の高い位置にインプラントを埋入できます。
X-ガイドでは、撮影したCTをもとに、あらかじめPC上で理想的なインプラント埋入位置や方向、角度をシミュレーションし、実際にその通りにインプラントを埋入するようナビゲートしてくれます。埋入が難しい症例であっても、ナビゲーションに従って手術を行うだけで、確実に予定した位置にインプラントを埋入することが可能です。
3即日で手術ができます。
従来であれば、サージカルテンプレートという装置を事前に作成し、手術を行なっていました。そのため、患者様にはサージカルテンプレートが完成するまでの時間をお待ちいただく必要がありました。しかし、Xガイドの場合は、事前のCT撮影のみなため、時間を大きく短縮することが可能です。
4患者様の体の負担を軽減できます
従来のインプラント手術ではさージカルテンプレートを使用していましたが、それだと、手術中に大きくお口を開けていただく必要があります。しかし、Xガイドを使用することで、開口量は最低限で可能です。これにより多くの患者様にインプラント治療を快適に受けていただくことが可能です。
安心,安全なインプラント治療を当院で実施しておりますので,インプラント治療にご興味がある方は当院までご連絡ください.