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こんばんは。院長の粟谷です。
私自身のブログの更新は1年以上空いてしまいました。
ちょうど明日でグランツがオープンしてから2年が経過します。
たくさんの患者さんに来ていただき、本当にありがたいことだなと感謝の気持ちでいっぱいです。
患者さんやスタッフに様々な意見を頂き、日々医院の環境を改善し、今後も快適な治療を受けていただけるように努力していきます。
さて、1年前のブログの内容の続きになります。
私の口の中に入っているインプラントについてです。
今回はインプラント手術の内容についてです。
インプラント手術は怖いとお思いの方も多いのですが、実際は歯を抜くことよりもダメージが少ないことが多いです。
抜歯というのは、細菌が入り込み炎症が起こっている場所に侵襲を加える行為なので、より炎症が強くなります。
インプラント手術は、それに対して、炎症がないところに、無菌状態のインプラント体を入れる行為なのですが、感染がないために術後の腫れなどは抜歯に比べると少ないことが多いです。
術後の痛みは通常の痛み止めで乗り切れることが多く、「一度も飲まなかった」という人もいらっしゃいます。
ただし、インプラント埋入時に骨が少なく、骨を増やすような処置が必要な方は炎症がそこそこ起こることがあります。従って、インプラント手術が大変かどうかはインプラントを入れる場所に骨があるかどうかにかかってきます。
私は「インプラントを入れるのは簡単」だとお伝えしたいのではありません。
インプラントを入れて、長期にわたって安定させ、手術を低侵襲で終えるためには、綿密なシミュレーションとそれを再現するサージカルステントが必要です。
(サージカルステントについては前回の記事を参照)
当院では手間のかかる工程ですが、基本的にサージカルステントを準備します。サージカルステントはインプラント手術では必須です。サージカルステントを準備していないインプラント手術は危ないです。インプラント手術に熟練したドクターは「そんなもの必要ない」というかもしれませんが、1°狂っただけでも結果が違います。私はインプラント手術はかなり慣れておりますが、それでもサージカルステントを用意しております。複数のインプラントを同時に入れるときは、結果が相当違ってきます。
話が逸れてしまいましたが、いよいよインプラント手術です。
まずは消毒。
そして麻酔。
麻酔は特別なものではなく、虫歯治療の時の麻酔と同じです。
歯肉をめくりますが、麻酔が効いているので何も感じません。
すると骨が見えます。(手術を受けている私は見えませんが)
サージカルステントを入れてインプラントが入るように穴を開けます。
使用するドリルはたったの二本です。一本あたりの所要時間は大体5秒くらいです。
サージカルステントを使用しているので、早いのです。
この時も麻酔が効いているので、全く痛みはありません。
ただ、振動があるので、「おおおお」と響く感じはあります。この時の振動は術者としてやっているときよりも、患者としてされている時の方が衝撃が大きいかったのを覚えています。(痛くないので全然大丈夫でした)
インプラント体を入れるときはゆっくりです。穴が空いているので、深さに注意して入れます。
これで無事にインプラントが入りました!早いです!
この後、仮歯を調整していくのですが、この行程の方が実は時間がかかります。
私は自分で仮歯を調整し、仮歯を装着しました。
そして2本だけ縫合し、手術終了!
この瞬間から仮歯が取れることがなく、見た目も良くなり、食事や日常生活も快適になりました。
インプラント手術後、2か月で本歯を入れるための型取りをするのですが、長くなったので、また次回にします!
次回の私のブログの更新が1年以上あかないように気をつけます!
インプラントでお悩みの方は相談だけでもお越しくださいませ。