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こんにちは!姫路駅前グランツ歯科の歯科医師です。 真冬の寒さが続いております今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年の冬といえば、北京オリンピックも終わってしまいました。 獲得したメダル数は冬季の過去最高を記録したそうです。コロナで憂鬱な気分にさせられる毎日 ですが、感動を与えてくれたアスリートの方々に感謝です。 今年のオリンピックで言うと、スキージャンプの高梨選手の涙にもらい泣きした方も多いのでは ないでしょうか。 スーツの太ももまわりが、規定より2cm大きかったために失格。しかも、元々大きく作られてい たわけではなく、試合前のトレーニングによりパンプアップされることを見越して、設計されてい たそうです。オリンピックという舞台がいかにシビアな世界か、と思い知らされました。
しかし、実際の歯科の世界はこれよりももっとシビアな世界です。私たちが治療している世界 は、より細かいミクロの世界です。例えば、被せ物を入れる際にも、歯と隙間があると虫歯にな りやすくなってしまいます。いかにその隙間を作らずにぴったりと修復するか、ということにこだ わらなければなりません。
例えば、この治療例なのですが、一見すると普通の銀歯があるように思われます。 しかし、矢印で示す部分に若干の隙間があり、この銀歯を外すと、中に大きな虫歯が進行してい ました。不適合な部分から、知らず知らずのうちに虫歯が進んでしまっていたのです。
この患者様はセラミック治療をご希望され、セラミックインレーによる修復を行いました。 治療後の写真を見ると、隙間なく、ぴったりと入っていることがわかっていただけると思いま す。銀歯の見た目も改善し、歯の色も綺麗になったかと思います。
徹底的な虫歯の除去から始まり、防湿し、変形のほとんどないシリコンによる型取りを行いま す。接着させる際も、ラバーダム防湿を行い、接着させていきます。ただ削って被せるだけでは、 この適合は得られません。また、隙間なく被せるために、歯の削り方や、型取りの方法、材料、 接着剤の種類、技工士の技術など、こだわらなければならないところは数多くあります。 グランツでは、一人一人の患者様のために、できる限りの技術と知識を提供しております。
虫歯予防のために必要なことは定期的なメインテナンスや、患者様ご自身でのケアになります。 しかし、不適合な部分はいくら頑張ってもお掃除できないでしょう。 もしこのブログをご覧になっている方でご自身の銀歯が気になる方は是非ご相談ください。
皆様のお越しをお待ちしております。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。